創業プラン実現支援塾
「創業プラン実現支援塾」は、群馬県の商政課が主催し、公益社団法人群馬県産業支援機構が共催して、平成30年度ぐんま創業者交流事業として開催されました。塾生は群馬県内各地から集まった10人。平成30年9月から平成31年3月まで、半年にわたって塾に通いました。
創業プラン発表会
「創業プラン発表会」は、5分間のプレゼンテーションを行う「創業プラン実現支援塾」の集大成イベントです。参加者のご招待者に加え、商工会議所・商工会関係者、金融機関など、100人を超える方が来場されました。
創業プラン実現支援塾の主旨
「創業プラン実現支援塾」は、「創業プラン発表会」の5分間で、策定したプランをどう伝えるか、を学び試すための半年間であったといえるでしょう。公式練習会で相互にプレゼンテーション・フィードバックを繰り返し、プランを練り上げました。
行政書士ふくろう事務所のプラン
ふくろう事務所は、外国人留学生と企業をつなぐプランを持ち込みました。
外国人雇用には、
- 在留期間更新の問題
- 在留資格変更の問題
- 外国人受け入れ拡大に係る法規制の問題
- 異文化受け容れ・多様性への対応
など、クリアしなければならないハードルが山積みです。
言いたいこと・伝えたいことは、一般の方には馴染みのない分野です。調査・研究が進めば進むほど、聴衆にとって難解なプレゼンテーションに変貌していきました。
たどり着いたのは「もの足りなさ」
何パターンものプレゼンテーションを試したなかで、気付きがありました。それは、聴衆が口にする「わかりやすい」というコメントの数と、話し手が感じる「もの足りなさ」には正比例の関係があるということです。
そこで、専門用語や難解な表現はいっさい用いず、研究成果の発表はしない。誰もがわかる平易な表現を用いて、プランの概要や趣旨を披露するにとどめることを決めました。
伝えたいことは捨てて、伝わることを優先したといってもいいでしょう。
「創業プラン発表会」当日
プレゼンテーション後のアンケートでは、「分かりやすかった」が最多得票でした。
ねらい通りの反響が得られて大成功という思いです。
半年かけて学び・手に入れた「伝わる表現」は今後の財産となることでしょう。今後も、遺言や遺産相続など、講演・セミナーで登壇する機会があります。これからの講演・セミナーなどで活かしてまいりたいと存じます。