昨日、2/13(火)は群馬県行政書士会前橋支部の研修会に参加してきました。
人口減少時代と空き家問題と題し、空き家問題に対する前橋市や高崎市の取り組みについても学びました。
取り組みは、大きく2つに分かれます。
- 今後、空き家にしないためにはどうすればよいのか
- 空き家になってしまった建物をどうすればよいのか
2.空き家になってしまった建物についての取り組みは、2つに細分化されます。
- 今、建っている空き家は壊してしまおう
- 今、建っている空き家を再利用しよう
どちらの方策がすぐれているのか、実効性があるのかといった類の話ではないように感じました。
市町村が、それぞれの地域特性に合わせて方向性を打ち出しているので、良い悪いではなく、多様性のお話だと思います。
空き家問題に関する講義を聞いていて、遺産相続に深くかかわる話だと思いました。
これまでの遺産相続
5人の兄弟姉妹はみな、実家の土地・建物を自分のものにしたいと思っています。
「親父の入院費を負担した俺のものだ」、「介護で頑張ったわたしのものだ」と実家を奪い合うケンカになり、兄弟姉妹は疎遠になってしまう、というケースがままありました。
兄弟姉妹のケンカを未然に防ぐには
- 〇〇銀行の預金は、長男にあげる
- 実家の土地・建物は、次男にあげる
- △△銀行の預金は、長女にあげる
のように、遺言書で親の考え・想いを明確にしてあげることが有効でしょう。
これからの相続
2人兄妹は2人とも東京で生活していて、マンション住まいです。
「俺はいらない」「わたしもいらない」と、実家を押し付けあうケンカになり、結論が出ずに建物はそのまま放置・・・。
空き家のできあがりです。
兄姉のケンカを未然に防ぐには
- 実家の土地・建物は、兄が引き取ってください。そのかわり〇〇銀行の預金もあげます
- △△銀行の預金は、妹にあげます。
- 兄が面倒を背負いこむので、預金は兄が多く、妹が少なくしています
のように、遺言書で親の考え・想いを明確にしてあげることが有効でしょう。