今月は、成年後見の研修会に参加しています。
5日間・30時間におよぶタフな研修会です。
講義の中で、講師が一本の映画を紹介されました。
「『介護』に対する考え方・感じ方がかわるかも知れないので、一度見てみることをおすすめします。」という、紹介がありました。
その場で市立図書館の貸出予約をしました。
貸出準備がととのった旨の連絡を受け、
受け取りに行って、視聴を終えました。
最近、人が動くには、
①「知る・気付く」
②「決める」
③「動く」、という
3つの段階を経ていることに思い至りました。
②「決める」の段階に、壁があります。
今じゃなくてもいいや、と先延ばしにしてしまう、
忙しさを理由に、先延ばしにしてしまう。
せっかく決めても、
③「動く」の段階に、さらに壁があります。
決めても動かないのは、
物理的な作用は、決めないのと同じだと思うんです。
①「気付く」消しゴムが床に落ちているのを見つけた。
②「決める」テーブルの上に戻したい。
ここで、
②「決める」を実現できるのは、
③「動く」手を伸ばして拾い上げる、という具体的な行動だけです。
どんなに念じても、消しゴムは空中浮遊してくれません。
床に落ちているままですね。
今回の映画の紹介に対しては、
「知る・気付く」→「決める」→「動く」が、
とてもスピーディーにでき、
良いとすすめられたものに、
素直に動くことができたと、
嬉しく感じています。
さて。
映画を見て、
もっと人を頼ってもいいんだ、
自分一人で抱え込まなくてもいいんだ、
しんどいことばかりじゃないんだ、
という「気付き」を得ることができました。
人の役に立つことをすると決めました。
役に立つには、どのような方法があるのか、
それは、これから考え続けたいと思います。