ゴルフのルール改正(2019年)
ゴルフのルール改正はこまめに行われますが、2019年の改正はかなり大胆です。
ルール改正の骨子
今回のルール改正で目立つのは「時短」に関するものが多いことです。
球を捜す時間
文字通りの「時間短縮」です。
ドロップの方法
ドロップする位置が「肩の高さ」から「ひざの高さ」になれば、再ドロップの発生頻度が下がりそうです。
ストローク中に複数回球を打つ
いわゆる「2度打ち」に関する救済規定です。
「2度打ち」してしまった後の、処置に戸惑う時間のカットが期待できそうです。
2019年ルール改正の目玉
ホールに旗竿を立てたままプレーすること
今回の改正で最もインパクトのある変更点がこれです。たしかに、旗竿の抜き差しにかかる時間はカットできるでしょう。しかし、この改正は単なる時短にとどまらない。スコアに直結する改正だと直感しています。
競技の性質が変わるほど、影響は大きい?
パットの難しさは、球を止めることにあります。「どこに止めるか」が重視される点において、ビリヤードに似ていると考えてきました。「どこに止めるか」とは、「距離」と「方向」の両方に注意を払う必要があるということです。
しかし、これからは「止める」必要がなくなります。旗竿にぶつけてしまえばいいからです。「ぶつける」には、「方向」だけに専念すればよいのです。もう「距離感」に悩む必要はありません。ビリヤードからボウリングへの変更。これは影響が大きいです。
これから時間をかけてデータを収集していくつもりですが、感覚的にはスコアが2.5打~3打少なくなると思っています。パットでショートするミスがなくなるからです。3パットも激減するでしょう。
ゴルフルール変更への対策
新しいショートパットの打ち方(旗竿にぶつける)を練習する。
民法の大改正
40年ぶりの改正
民法は私たちの生活にかかわりの深い法律です。
相続に関するルールは、およそ40年ぶりの改正です。
自筆証書遺言の方式緩和
これまでは、本文の全文を「手書き」しなければなりませんでした。しかし、今回の改正で自筆証書遺言にてんぷする【財産目録】について、「手書き」しなくてもよくなりました。ワープロ打ちをしてもよいし、預金通帳のコピーでもOKというルールに変更されます。
新しい方式は、平成31年1月13日(日)にスタートします。
介護で面倒をみてくれた「長男の嫁」が財産を受け取れるように
介護で面倒をみてくれた「長男の嫁」は、遺産を相続した長男(夫)の兄弟姉妹等に金銭を請求することができるようになります。
民法改正への対策
ルールが改正されたからといって、長男の嫁が自ら「お金ちょうだい」とは言いにくいでしょう。遺言書をつくって長男の嫁が受け取りやすい環境を整えてあげてほしいと思います。
ルール変更対応の共通点
- 新ルールを読み込む
- 新旧対照表で変更点をつかむ
- 新ルールへの対策を練る
ルールとは?
知っていて得することはほとんどありません。
知らなくて損することはよくあります。